フィギュアの神様

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ソチ五輪で浅田真央が私たちに教えてくれた事



   

 

 

浅田真央は、人が「取り返しのつかないことをしてしまった」ときの後に何ができるかを我々にみせてくれた。

ソチ五輪は最悪のスタートをしてしまった。

バンクーバーオリンピックから、苦しみながらも成長を続けてきたこの4年間。
そしてあまりに重かったオリンピックのプレッシャー。

ショートプログラム。集大成として臨んだ舞台で、3回転半で転倒すると、全3つのジャンプすべてでミス。16位という結果に金メダルが絶望的になる、五輪独特の緊張感にのまれ、自分に負けた。ぼうぜん自失で絶望のふちにいた。

「自分の思っているような演技が全然できなかった。自分の体がうまく動かなかった」
容易には受け止められない現実に、呆然

気持ちを切り替える事の大切さ

フリーの演技までの約10時間、自分との対話を続けた。「バンクーバーから4年間やってきたことはなに? 一から見直したことを出さないと」「支えてくれた人に恩返ししたい」。己を叱咤(しった)した

「すべてを悔いなくやりきりたい。勇気を持って何でも取り入れたい」という、ソチオリンピックへの強い思い

11年12月に母匡子さんがこの世を去った。悲しみの中で思い出した母の願いは「いつも通りやること」

72歳の佐藤コーチに、試合前に発熱した選手が最高の演技をした思い出を話され、浅田真央は「何もそういうこと(発熱)のない自分が、できないわけがない」と勇気づけられた。

自分が一番苦しいわけではない、もっと苦しい人は沢山いた。そう思うと楽になるかもしれませんね。

どんなに辛くても逃げれない、なら運命と戦うしかない。

SPの出遅れでメダルは絶望的な中、攻めに攻めた。転倒が続いていた“宝刀”トリプルアクセルを、こん身の力を振り絞って決めると、一気に勢いに乗った

フリーで冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を今季初めて決めると、苦手だったルッツとサルコーの3回転も着氷。トーループ、ループ、フリップを含め、五輪史上、6種類全部のトリプルジャンプを8回着氷した初の女子選手となった。

「8トリプル」は、女子では史上初のことで、ギネス記録の対象にもなるかもしれないそうです。

6種類すべての3回転ジャンプに挑戦する攻めの姿勢を貫き、142・71点の自己ベストをマーク、合計198・22点で、6位に入った

覚悟を決めると奇跡が起こる事もある

フリーでは覚悟を決めて『よし!』と思ってリンクに立った。自分を信じて、練習してきたことを信じて、SPのようなことになってもとにかく跳ぶ、という気持ちを持って滑った

「バンクーバーからの4年間で、一から見直したことをすべて出すことができた。今まで支えてくれた方々に、今回はメダルという形ではできなかったけど、最高の演技をして恩返しができたと思っている」

愛される事に大切さ

「彼女が他人に対して粗野にふるまったり、少しでもうんざりしたような顔を見せたりするところを、私は一度も目にしたことがなかった。愚痴っぽいことも、言い訳めいたことも、彼女の口から語られるのを聞いた記憶がない」

ソチのリンクで取材したフィギュアスケート取材歴20年以上の田村明子ジャーナリストのコメント。

浅田選手はフリーの前、「これまで支えてくれた周囲の人たちへの感謝の思いを届けたい」と、自分のためだけでなく、周囲の人たちのために滑ることを考えたといいます。

彼女が日本国民からどれほど愛されてきたスケーターなのか、その存在の大きさをあらためて知らされたソチ五輪でした。

ジョニーもタラも「勝てなくても、このオリンピックでみんなが覚えているのは真央だと思う」と口を揃えて褒めていた。

ジョニー・ウィアー 元フィギュアスケート選手 世界選手権の銅メダリスト

タラ・リピンスキー 元フィギュアスケート選手 長野五輪の金メダリスト

 

 

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